大抵は負けるんだから。
実は、飲食店の経営と株のトレードの考え方というのは全く違う。
どういうことかっていうと、
飲食店で大事なことは、
いかに利益を上げるかを考えることである。
利益を上げるための手段として、チラシや雑誌、DMを出したりする。
逆にトレードで必要になってくる考え方は、
いかに損失をしないかを考えることである。
なるべく大きな資金を投入しないことが大事である。
利益を上げることは考えない。
私のトレードルールの場合、70~80%は負けトレードである。
そして、勝ちトレードは20%~30%である。
ここで考えてほしい。
負けトレードが多いとわかっているのに、
それに対して大きい資金を投入する無謀だということを。
10回やって2回、3回勝てるならいいじゃんと思うかもしれないが、
100回やって20回、30回勝てるなら精神的にどうだろうか。
まだ耐えられる?
では、80回負け続けて、20回勝ち続けるというパターンでは
どうだろうか。
大きく資金を投入している人は
資金の大半を持って行かれているだろう。
最悪、すべての資金を溶かしてしまうだろう。
こらはもちろん極端な話であり、万が一の話だが、
確率の世界ではありえる話である。
負けるトレーダーは絶対にそんなことは起きないと
確信する。
しかし、勝てるトレーダーはその万が一に備える。
損失を小さく、小さくすることを考える。
こんな考えに帰るだけでも勝てたりするもんなんだ。